エンタメ・考察

時代の謎を解く!2020年代に連続ドラマ化されたミステリー小説傑作7選

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2020年代のテレビドラマ界では、小説の緻密な構成と深いテーマ性を土台としたミステリー作品が数多く制作されました。この時代のドラマ原作は、「映像化不可能」とされてきた難解な設定や、人間の根源的な闇を描く社会派テーマに果敢に挑んでいます。

配信プラットフォームの拡大も相まって、小説の持つスケール感や緻密な論理が、映像の迫力とともに視聴者に届けられています。この記事では、2020年代に連続ドラマとして放送・配信され、高い評価を得たミステリー小説の傑作7選をご紹介します。

Ⅰ. 組織の論理と社会の闇:重厚なサスペンス系

巨大な組織や社会構造の内部で発生する事件、そしてその中で葛藤する人間の姿を描いた作品群です。

1. 『教場』シリーズ(長岡弘樹)

  • 短いあらすじとテーマ: 警察学校を舞台に、冷徹な教官・風間公親が、生徒たちが起こす様々なトラブルや事件の真相を暴き、彼らに警察官としての資質を厳しく問う警察ミステリー。極限状態の集団心理とサスペンスが描かれています。
  • 映像化情報: 2020年、2021年にスペシャルドラマ化。2023年に連続ドラマ化(フジテレビ)。

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2. 『連続ドラマW 華麗なる一族』(山崎豊子)

  • 短いあらすじとテーマ: 高度経済成長期を舞台に、巨大銀行の合併と金融再編を巡る万俵家の崩壊を描く経済サスペンス。家族の愛憎と、日本の金融界の裏側にある権力闘争を描く巨匠の傑作です。
  • 映像化情報: 2021年にWOWOW「連続ドラマW」として再ドラマ化。

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3. 『ノースライト』(横山秀夫)

  • 短いあらすじとテーマ: 建築家が設計した美しい家で起こった失踪事件と、そこに残された奇妙なメッセージの謎を追う組織ミステリー。事件の裏に隠された家族のドラマと、組織人としての主人公の苦悩が交錯する姿が描かれています。
  • 映像化情報: 2020年にNHKでドラマ化。

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Ⅱ. 謎解きの精緻と個性的な探偵:本格・クローズドサークル系

緻密なトリックや、ユニークな設定を駆使した論理的な謎解きが主軸となる作品群です。

4. 『十角館の殺人』(綾辻行人)

  • 短いあらすじとテーマ: 孤島の十角形の奇妙な館を舞台に、大学のミステリ研究会メンバーが連続殺人事件に巻き込まれる本格ミステリーの金字塔。文字によるミスリードと、驚愕のトリックと結末で知られる作品です。
  • 映像化情報: 2024年にHuluで配信ドラマ化。長年の「映像化不可能」を覆したことで大きな話題に。

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5. 『鵜頭川村事件』(櫛木理宇)

  • 短いあらすじとテーマ: 外部から遮断された閉鎖的な村で、村人たちが次々と正気を失いパニック状態に陥る中で発生する連続殺人事件を描くパニックサスペンス。村の因習と人間の狂気、そして極限の状況での心理戦を描いています。
  • 映像化情報: 2022年にWOWOW「連続ドラマW」としてドラマ化。

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6. 『invert 城塚翡翠 倒叙集』(相沢沙呼)

  • 短いあらすじとテーマ: 人の「死」が見えるという特殊能力を持つ探偵・城塚翡翠の推理を、犯人視点から描いた倒叙形式(視聴者が最初に犯人を知っている形式)のミステリー。鮮やかな論理と、トリックを看破する過程の爽快感が特徴です。
  • 映像化情報: 2022年に連続ドラマ化(日本テレビ)。

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7. 『元彼の遺言状』(新川帆立)

  • 短いあらすじとテーマ: 元彼の「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状を巡り、主人公の敏腕弁護士・剣持麗子が、遺産をめぐる謎を解き明かしていくリーガル・ミステリー。コミカルな要素とスピーディーな謎解きが組み合わされた新感覚の作品です。
  • 映像化情報: 2022年に連続ドラマ化(フジテレビ)。

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原作を読むことで深まるミステリーの魅力

2020年代にドラマ化されたこれらの作品は、映像の力で物語のスケールを拡大しつつ、原作小説が持つ「緻密な論理」や「社会への視点」を強く引き継いでいます。

特に『十角館の殺人』のような作品は、映像では表現しきれない文字によるトリックの巧妙さが原作の醍醐味です。また、横山秀夫氏や山崎豊子氏の“組織”をテーマにした作品は、小説ならではの取材の深さや心情の記述を通じて、事件の背景にある構造的な悲劇性をより強く感じられます。

ぜひ、話題のドラマの原作を手に取り、その「本質的な魅力」と映像化作品との違いを比較して、ミステリーの奥深い世界をさらに楽しんでみてください。